「第1回留学生アート展:瞬間を捉える」にようこそ!本展は、世界各国から訪れた留学生たちが日本、京都での生活体験やアート作品を発信する場です。
2025年1月15日から1月19日まで、京都市国際交流協会との共催による、視覚と心を揺さぶる芸術の祭典をお届けします。
展覧会の目的
本展は、単なる展示イベントではなく、文化交流の架け橋となることをめざしています。留学生の作品を通じて、異国で暮らす上での孤独や迷い、温もりや輝きの瞬間を、より多くの人々に知っていただきたいと考えています。
展覧会の見どころ
多様なアート形式
関西や東京在住の留学生による写真、イラスト、日本画、絵本、版画、デジタルメディア、織物、インスタレーション、建築デザインなど、約40点の多様なアート作品を展示します。
多文化的視野
出展している留学生たちは、さまざまな文化的背景を持っています。彼らの作品は、日本文化への深い理解、独自の視点、また、日本での生活や故郷への思いを表しています。
感情の共鳴
すべての作品は、留学生にとっての「平行世界」である日本で感じた孤独や迷い、温もり、そして輝きの瞬間をリアルに表現したものです。これらの作品が観客の心に響き、留学生への理解と共感が深まることを願っています。
インタラクティブな展示
「圆方方圆」 パフォーマンス(ライブ)/诸薪旭 ショシンキョク ・武蔵野美術大学
作品概要:天地の間で自分の帰る場所を探し求め、地面に口づけをして、キスマークを使って自分と同じ大きさの輪郭を描き出します。異国の地で自らの居場所を創り出そうとする試みです。
2025 01/15 (水) 14:00-15:00 姉妹都市コーナー・ 展示室にて
「The haven in the earth」 Performance (Live)/Vera Moro Musashino Art University
Introduction: Finding one’s own place between heaven and earth, creating one’s own shelter in an exotic environment by kissing the earth and using the hickey to draw a range equal in size to oneself.
2025 01/15 (Wed.) 14:00-15:00 Exhibition Room
主な出展アーティストと作品紹介
Pandaree Lertphati(パンダリー ・ラートパーティ)
出身:タイ
作品名:The Collection of My Hand Carrying Food I Tried in Japan
2005年にタイのバンコクで生まれ、現在はチュラロンコン大学の学生です。2023年の4ヵ月間、京都文化日本語学校(kicl)で学ぶ機会を得た私は、日本への愛を反映した芸術を創造する熱意を表現することにワクワクしています。イラストレーター、写真家として、色は強力な媒体であり、感情やメッセージを伝える素晴らしいツールであると信じています。
私の目標は、私のアートとデザインを通して、他の人に暖かさ、喜び、幸せをもたらすことです。
Title: “The Collection of My Hand Carrying Food I Tried in Japan”
Type of work : Conceptual art, Documentary photography
Description: This artwork showcases 180 snapshots of various Japanese food products I discovered during my 90-day stay in Japan. The 180 snapshots highlight how I enjoyed eating twice as much, with 180 being double the number of days I spent in Japan. The food is arranged in a rainbow of colors, symbolizing my love for trying new things and how each food adds vibrancy to my life. At the bottom, an empty hand points to the absence of food, expressing my eagerness for more trying new food.
ZHOU JUE(シュウ・カク)
出身:中国
学校:京都精華大学
作品名称:遥かな光
光が体に当たる度に、心に懐かしい温かさが芽生えてくる気がします。 日本に来て2年、遅れがちの京都のバスに慣れ、街の人々のゆっくりとした、真面目に暮らしぶりを観察しています。(隙間の蜘蛛の糸、隅からはみ出る草、見知らぬ女の子の笑顔、地下鉄の駅で雨宿りする人々など。)そこには、たとえ嵐でも、心は太陽に包まれているような懐かしい温かさを感じます。
その光こそが、何の前触れもなく私の人生に入り込み、繰り返しの日々を特別に感じさせてくれたものです。いつか自分の写真もこの見えない遥かな光のように時空を超え、人々の心に届くことを願っています。
Katarina Woodman(カタリナ・ウッドマン)
出身:アメリカ
学校:京都大学
幼少期を転居を繰り返しながら過ごしました。そのため、さまざまな背景を持つ人々に囲まれて育ちました。アートを通じて過去とつながることを試み、アール・ヌーヴォーなどの国際的な芸術運動に対する強い情熱を持っています。自分を取り巻く文化に没頭し、日本の歴史的な芸術作品からインスピレーションを得ています。現在、歴史、自然、神話の相互作用に焦点を当てた作品を制作しています。
Progression of the Idols (2022)
Gion Matsuri is one of Japan’s most famous annual festivals, held in Kyoto. It is a month-long celebration that takes place in July, with its main events occurring on July 17th. The festival has a history spanning over a thousand years and has become a significant cultural tradition for the city of Kyoto and its residents. This piece was inspired by my first experience at Gion Matsuri, watching the carrying of the mikoshi. Above in the sky is a depiction of the Kami following the procession on floating clouds, blessing the streets of Kyoto.
展覧会情報
- 開催日程:2025年1月15日(火)~1月19日(日)
- 開催時間:9:30~17:00(最終日は16:00まで)
- 会場:京都市国際交流協会 姉妹都市コーナー展示室
- 主催:Lu Ran
- 共催:(公財)京都市国際交流協会
- 協賛:株式会社エイエムエス
アートと文化の交流を楽しむこの展覧会で、留学生たちの視点を通して、日本を探り、彼らの物語に共鳴する体験を。国境を越えた芸術の旅でお会いできることを心より楽しみにしております。
第1回留学生アート展:瞬間を捉える
それは単なる展覧会ではなく、心の交流であり、文化の探求です。
皆さまのお越しをお待ちしております。
- Interview with the organizer: https://youtu.be/d3uIzU_KRY0
- Introduction of the artists: https://youtu.be/2IpzTDKQXrI
- Interviews with the artists: https://youtu.be/QQgBOlHe9Ok
- Behind-the-scenes footage (artists): https://youtu.be/kFNbN–Y-a8
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